上海のスカイラインを背景に、DRAMチップとシリコンウエハー、上昇する赤い市場線を描いた編集イラスト
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CXMT、上海上場初日に466%上昇 終値49元

公開約5分執筆・監修 ReturnLab編集部

CXMTは上海上場初日に公開価格を466%上回る49元で取引を終えました。約4,877億ドルの時価総額を世界大手メモリー3社と比較します。

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CXMTは7月27日の上海市場で49元引けとなり、時価総額は約4,877億ドルに達しました。サムスン電子、マイクロン、SKハイニックスとの比較も掲載しています。

中国のメモリー半導体メーカー、CXMTは2026年7月27日、上海証券取引所の科創板で上場初日の取引を終えました。終値は49元で、公開価格8.66元を466%上回りました。取引時間中には55.03元まで上昇しました。

Reutersによると、終値ベースの時価総額は約3兆3,000億元、4,877億3,000万ドルでした。これによりCXMTは、中国本土市場に上場する企業の中で時価総額首位となりました。

公開価格の5倍を超えて取引終了

上場初日の項目結果
公開価格8.66元
7月27日終値49.00元
公開価格からの上昇率466%
日中高値55.03元
終値ベースの時価総額約3兆3,000億元

公募手続き時の評価額は約855億ドルでした。上場初日の上昇を受け、Reutersが算出した終値ベースの時価総額は約4,880億ドルに拡大しました。

Reutersは現地メディアの報道として、初日の売買代金が1,411億元に達したと伝えました。中国A株で1銘柄の1日当たり売買代金が1,000億元を超えたのは初めてです。

サムスン電子、マイクロン、SKハイニックスとの時価総額比較

CXMTの上場初日の時価総額は、既存の世界大手メモリー3社を下回りました。韓国市場の7月27日終値と、その時点で直近の取引終了日だった米国市場の7月24日終値を基準にすると、サムスン電子は約1兆1,500億ドル、マイクロンは約1兆400億ドル、SKハイニックスは約8,773億ドルでした。

企業時価総額の基準市場・日付時価総額2025年の世界DRAM出荷シェア
サムスン電子ソウル・7月27日約1兆1,500億ドル36%
マイクロンナスダック・7月24日約1兆400億ドル24%
SKハイニックスソウル・7月27日約8,773億ドル29%
CXMT上海・7月27日約4,877億ドル8%

CXMTの終値ベースの時価総額は、サムスン電子の約42%、マイクロンの約47%、SKハイニックスの約56%に相当しました。APが引用したCounterpoint Researchの2025年出荷量推計では、サムスン電子、SKハイニックス、マイクロンの3社合計が世界のDRAM出荷量の89%を占め、CXMTは8%でした。

サムスン電子はメモリー半導体のほか、スマートフォンや家電など複数の事業を展開しています。このため、表は各社全体の株式時価総額を比較したもので、メモリー事業だけの価値を示すものではありません。

公募規模は少なくとも86億ドル

CXMTの公式上場公告には、公開価格8.66元と上場日7月27日が記載されています。銘柄コードは688825です。

APによると、公募規模は少なくとも86億ドルでした。中国本土企業のIPOとしては、2010年に上海と香港で221億ドルを調達した中国農業銀行に次ぐ規模です。

上場初日の時価総額は、それまで中国本土市場で首位だった中国工商銀行を上回りました。

中国最大のDRAMメーカー

CXMTは2016年設立で、安徽省合肥市に本社を置くメモリー半導体メーカーです。主力のDRAMは、AIサーバー、自動車、スマートフォン、パソコンなどに使われます。

APは、CXMTの2026年第1四半期売上高が508億元となり、前年同期比で700%を超える増加だったと報じました。

調査会社Counterpoint Researchによると、CXMTの2025年の世界DRAM出荷シェアは約8%で4位でした。APが引用した同社の集計では、2026年第1四半期のシェアは約9%となりました。

CXMTの上場は、米国主導の輸出規制によって中国が一部の先端半導体製造装置や広帯域メモリー製品へアクセスしにくい状況の中で行われました。CXMTは銘柄コード688825で取引された初日を49元で終えました。