サーバーラック、建設クレーン、クラウドネットワーク、下落する赤い市場線を描いたGoogleのAIデータセンター拡張の編集イラスト
インサイトに戻る

Alphabet決算

Alphabetの第2四半期売上高は1,198億ドル、株価は7.1%下落

公開約4分執筆・監修 ReturnLab編集部

Alphabetの第2四半期売上高は24%増の1,198億ドルとなり、Google Cloudは82%成長しました。設備投資の増加とマイナスのフリーキャッシュフローが意識され、株価は7.13%下落しました。

スクロールして続きを読む

Alphabetは四半期売上高1,198億ドルを発表し、2026年の設備投資見通しを1,950億〜2,050億ドルへ引き上げました。株価は翌日に7.13%安で取引を終えました。

Alphabetは米国市場の取引終了後となる7月22日、第2四半期決算を発表しました。6月30日までの3カ月間の売上高は前年同期比24%増の1,197億9,600万ドル、営業利益は30%増の407億7,000万ドルでした。

翌日の通常取引で、AlphabetのクラスA株は7.13%安の317.69ドルで引けました。通期の設備投資見通しが引き上げられ、四半期の設備投資額が営業キャッシュフローを上回った後の値動きです。

Google Cloudの売上高は82%増加しました

主要事業がそろって成長するなか、Google Cloudが最も高い伸び率を記録しました。

項目2026年第2四半期前年同期比
売上高1,197億9,600万ドル+24%
Google Services売上高945億4,000万ドル+15%
Google Cloud売上高247億6,800万ドル+82%
営業利益407億7,000万ドル+30%

Google Cloudの営業利益は前年同期の28億2,600万ドルから88億1,400万ドルへ増加しました。Google Servicesでは、検索その他の売上高が17%増の632億7,100万ドル、YouTube広告の売上高が13%増の110億5,500万ドルとなりました。

純利益には多額の投資評価益が含まれました

普通株主に帰属する純利益は1,121億700万ドル、希薄化後1株当たり利益は9.11ドルでした。Alphabetは、979億8,300万ドルのその他収益について、主に保有する持分証券の未実現利益を反映したものだと説明しています。

つまり、四半期利益のうち979億8,300万ドルは、営業利益ではなくその他収益として計上されました。Alphabetは、この未実現利益を除いた調整後純利益を別途公表していません。営業利益率は前年同期の32%から34%へ上昇しました。

四半期の設備投資は449億ドルでした

Alphabetの四半期設備投資は449億ドルでした。営業活動によるキャッシュフローは391億ドルで、フリーキャッシュフローはマイナス59億ドルとなりました。

決算説明会で、会社は2026年の設備投資見通しを1,950億〜2,050億ドルへ引き上げました。従来予想は1,800億〜1,900億ドルでした。人工知能とクラウドサービスを支える技術インフラへの支出が拡大しています。

市場は投資規模とキャッシュフローに注目しました

ロイターは、Alphabet株が時間外取引の序盤には変動しながらもおおむね横ばいで推移し、アナット・アシュケナージ最高財務責任者が設備投資見通しの引き上げを発表した後に下落したと報じました。また、AI投資の増加に加え、売上高が設備投資、減価償却費、営業費用を上回るペースで成長できるかという投資家の懸念が値動きに反映されたと伝えています。

Investing.comのシニアアナリスト、トーマス・モンテイロ氏はロイターに対し、フリーキャッシュフローがマイナスとなった四半期に設備投資見通しも引き上げたことは、市場に好意的に受け止められなかったと述べました。Saxo Marketsのチーフ投資ストラテジスト、チャル・チャナナ氏は、競争力維持のために再投資する現金の規模と、AI売上高が関連費用を上回るペースで成長できるかが投資家の焦点になると説明しました。

一方、評価がすべて否定的だったわけではありません。ロイターによると、決算発表後に少なくとも20社の証券会社がAlphabetの目標株価を引き上げました。Janus Henderson Investorsのポートフォリオマネージャー、リチャード・クロード氏はGoogle Cloudの四半期実績を非常に力強いと評価し、独自AIチップ、クラウド基盤、消費者への幅広い接点を競争上の強みとして挙げました。

株価は翌日の通常取引で7.13%下落しました

決算発表前の7月22日、AlphabetのクラスA株は342.09ドルで取引を終えていました。7月23日は321.13ドルで始まり、315.07〜324.26ドルの範囲で推移した後、317.69ドルで引けました。

決算発表と設備投資見通しの引き上げ翌日の通常取引で、下落幅は24.40ドル、下落率は7.13%となりました。