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積立投資複利運用益

毎月5万円、運用益が積立額を超えるのはいつ?

毎月末に5万円を積み立てると残高は比較的早く積立額を上回ります。ただし、運用益そのものが積立元本より大きくなるまでには、さらに長い時間が必要です。

繰り返し積み立てられる封筒が琥珀色の器に集まり、光る枝の形へ育つ過程を描いたエディトリアルイラスト

# 毎月5万円、運用益が積立額を超えるのはいつ?

毎月5万円を積み立てると、残高は比較的早く積立額を上回ります。ただし、運用益そのものが、それまでに入れた積立元本を上回るまでにはもっと時間がかかります。

年率6%を毎月同じ割合で得られると仮定し、毎月末に5万円を積み立てるとします。累計の運用益が積立元本を初めて上回るのは253か月目、約21年1か月後です。この時点の積立額は1,265万円、残高は約2,532万円、運用益は約1,267万円になります。

残高が増えることと、運用益が元本を超えることは別

プラスの利回りであれば、残高は積立額の合計を早い段階で上回ります。けれども、それは運用益が積立元本より大きいという意味ではありません。

累計の運用益は、現在の残高から積立額の合計を引いた金額です。運用益が積立元本を超えるには、残高が積立額の合計の2倍を超える必要があります。

この記事で見るのはこの後者です。毎月の新しい積み立てよりも、これまでに積み上がった元本と運用益の影響が大きくなり始める節目です。

利回りによって節目の時期は変わる

以下は初期投資額0円、毎月末5万円の積み立て、年率を12で割った月次利回りが毎月続くという試算です。税金、手数料、物価、為替、利回りの変動は含めません。

年率の仮定運用益が積立額を初めて超える時期その時点の積立額その時点の残高
4%約31年7か月約1,895万円約3,795万円
6%約21年1か月約1,265万円約2,532万円
8%約15年10か月約950万円約1,901万円

年率4%と8%の差は4ポイントです。しかし、この節目が来る時期はこの例で約16年開きます。積立投資では利回りだけでなく、早く入れたお金がどれだけ長く運用されるかも大きく効きます。

最初の10年は積立額の存在感が大きい

年率6%の仮定で10年間、毎月5万円を積み立てると、積立額の合計は600万円です。残高は約819万円、運用益は約219万円です。利益は出ていますが、まだ積立元本の半分にも届きません。

20年後には積立額が1,200万円、残高が約2,310万円、運用益が約1,110万円になります。それでも運用益は積立額を少し下回ります。さらに13か月積み立てて、初めて運用益が積立額を超えます。

毎月積み立てる仕組みでは、新しいお金が常に加わります。直近で入れたお金には運用される時間がほとんどありません。時間がたつほど、初期の積立額とその上に積み上がった運用益が残高に占める割合を大きくします。

30年後の差

30年間の積立額は、どのケースでも1,800万円です。違いは、運用益がどこまで残高を押し上げるかにあります。

年率の仮定積立額30年後の残高累計の運用益
4%1,800万円約3,470万円約1,670万円
6%1,800万円約5,023万円約3,223万円
8%1,800万円約7,452万円約5,652万円

4%のケースでは、30年後でも運用益は積立額をまだ超えません。6%と8%では、時間が長くなるほど、運用益が毎月の新しい積み立てより大きな役割を持ちます。

同じ条件で確かめる

ReturnLabの積立投資計算機で、初期投資額0円、毎月5万円、期間30年、年率4%を入力すると、4%・6%・8%のシナリオを比べられます。各年の残高から、その時点までの積立額を引くと累計の運用益を確認できます。

これは一定の利回りが続くと仮定した試算であり、将来のリターンを示すものではありません。実際の運用では、利回りの変動、税金、手数料、物価、為替によって結果が変わります。特定の商品を勧める投資助言でもありません。

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